怖いもの
オープンして、半年余り。
支出の額が明確になり、何より資金繰りの大変さを改めて思う。
ここに、怖さが生まれてくる。
金銭面がショートして、倒産閉店に追い込まれる。
その事が、怖いのか?
自分が、なぜ独立開業したのか?
それを思い返す時、忙しさに薄れていた想いを思い出す。
はっきり言って、安くしてしまえば今より瞬間的には売り上げは上がるかもしれない。
でも、一番怖いのがそれ。
お金の為に働くのはもちろんだけど、
心豊かに生きたい。
志しを持って仕事に挑みたい。
自分の志しは、
美容師の地位の向上
美容師にも、くだらないと言われる。
でも、自分の職業の社会的地位の向上を、別に他の職業より上にいきたいとか、他の人に認めさせたいとかではない。
美容料金の価格破壊がおこり、本当にいいサロン、もしくは薄利多売の日雇い面貸し美容室しか残れなくなった。
日本には、高い美容技術やデザインがある。
日本人には、やはり本当に美しくなれる日本の美容技術が一番合ってる。
少し前は、才能をもった若い美容師が、美容業界に見切りをつけて去っていき、今の若者は、美容業界に入ってこない。
本物しか残れないと言うなら、本物に相応しい雇用条件があってもいい。
ぼくは、それを実現したい。
その想いを、忘れることが一番怖い。