遍界不曾蔵(へんかいかつてかくさず)

経営者としての能力を鍛える為、考えをまとめて文章にします。

もっと上手くなるためじゃないんだ。

練習や勉強は、

もっと上を目指してとか、極めるためとかじゃないんだ。

人々の要求は、常に上がってきている。

自分の成長より早く、多くを求めるだろう。

現在のお客様要求レベルが10だとしよう。

あなたの解決レベルが15とする。

今のところ、解決できてる。

しかし

自らを磨き上げる術をしらないと、レベルを上げることができない。

十年後、お客様要求レベルが30なのか50なのか

それは分からない。

ひとつだけ言えるのは

下がることだけは、絶対にない。

世界の文化レベルがさがるはずがない。

このままで、いいはずがない。

勉強や練習は、

常に向上心をもってとか

若いうちの修行だとか

そんな
なまやさしいものじゃない。


明日の仕事を勝ち取るためのもの。

社会に属していられるためのもの。

10年後、あなたは、人々から求められているのか?

あなたの何に、人々は魅力や価値を感じるの?

十年後は、他に若くセンスのいい美容師がいっぱいいるだろう。

教育システムが整い、計画的で無駄のない練習で短期間に上手くなってるだろう。

十年後、あなたは幾つになってる?

あなたの何に、人々は魅力や価値を感じるの?


身につかない経験なんて糞だ。

まして、新しい能力や知識を試すことのない経験なんて、もっとも糞だ。

寝て待ってれば、自然と上手くなると思っているのなら糞の価値もない。

仕事は、分け合えば余るものではない。

仕事は、平等に与えられない。

勝ち取らなければ

続けることすらできない。

想いがなくては、仕事にならない

目の前の人間を喜ばす事を本気で考える

自分の生きている目的は、そうだと想いこむ

この仕事が、終わるまで想いこむ

成長する目的は、人のため

自分のためではない

まして、

偉くなるため、お金持ちになるためではない

人のためにならない成長など、趣味にもならない

仕事に想い込める

その想いを、伝えるために成長する

だから、勉強や練習をする

人の欲しいものやして欲しい事に気づくためには、人と同じ目線で見る

人に同情したり、人を蔑んで見たりしてはならない




怖いもの

オープンして、半年余り。

支出の額が明確になり、何より資金繰りの大変さを改めて思う。

ここに、怖さが生まれてくる。

金銭面がショートして、倒産閉店に追い込まれる。

その事が、怖いのか?

自分が、なぜ独立開業したのか?

それを思い返す時、忙しさに薄れていた想いを思い出す。

はっきり言って、安くしてしまえば今より瞬間的には売り上げは上がるかもしれない。

でも、一番怖いのがそれ。

お金の為に働くのはもちろんだけど、

心豊かに生きたい。

志しを持って仕事に挑みたい。

自分の志しは、

美容師の地位の向上

美容師にも、くだらないと言われる。

でも、自分の職業の社会的地位の向上を、別に他の職業より上にいきたいとか、他の人に認めさせたいとかではない。

美容料金の価格破壊がおこり、本当にいいサロン、もしくは薄利多売の日雇い面貸し美容室しか残れなくなった。

日本には、高い美容技術やデザインがある。

日本人には、やはり本当に美しくなれる日本の美容技術が一番合ってる。

少し前は、才能をもった若い美容師が、美容業界に見切りをつけて去っていき、今の若者は、美容業界に入ってこない。

本物しか残れないと言うなら、本物に相応しい雇用条件があってもいい。

ぼくは、それを実現したい。

その想いを、忘れることが一番怖い。



仕事のスピード

オープンしたての美容室を経営してます。

従業員数は、自分を入れて3人。

席数は、5席。

1日2回転が、ベスト。

高単価を目指す美容室では、時間をかけるものと考えるのか?

時間で値段を決めるのなら、最低10分千円を目安にしたい。

しかし、丁寧=時間をかける事

これは、間違えていると思っている。

丁寧な仕事とは、スピード感のある適切な仕事。

ゆっくり、丁寧な仕事は怠慢である。

本来ならば、早めに仕上がる(納品)出来るのにスピードを上げる努力(製造)を惜しんでいると考える。

リラクゼーションメニューも同じ。

10分間のヘッドマッサージサービスを15分して、「サービスを充分にした」と思いがちである。

しかし、本来ならば10分間のサービスを「まるで、10分間とは思えない満足感」を与えるように仕事をすべきである。

時間を頂いている感覚に乏しいのが、現在の美容室である。

我々の美容室は、意識をかえていく必要がある。

自分のものにするために。

得た知識や思いついたアイデアを、なるべく話すようにしてる。

なぜなら、まとめることで覚えること使う事ができるから。

そんな意味で初めます。

遍界不會蔵 へんかいかつてかくさず